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ミスタープロ野球こと長嶋茂雄氏(89)の逝去が6月3日に発表され、プロ野球界に大きな衝撃が走りました。しかし、その裏で明らかになったのは長男・一茂氏との絶縁状態と相続放棄宣言。総額20億円に迫る遺産を巡る家族の確執が今、注目を集めています。
この記事でわかること
- 長嶋茂雄氏逝去の詳細と家族の反応
- 長男・一茂氏の相続放棄発言の真意
- 次女・三奈氏が担う長嶋ブランド継承
- 総額20億円とされる遺産の行方
- SNS上での追悼と家族への関心

長嶋茂雄氏のプロフィールと偉業
- 本名:長嶋茂雄(ながしま しげお)
- 生年月日:1936年2月20日 – 2025年6月3日(89歳)
- 出身地:千葉県印旛郡臼井町(現:佐倉市)
- 現役時代:読売巨人軍(1958年-1974年)
- 監督歴:読売巨人軍監督(1975年-1980年、1993年-2001年)
- 主な称号:終身名誉監督、国民栄誉賞受賞
- 愛称:ミスタープロ野球、ミスタージャイアンツ
- 代表的な功績:V9時代の中心選手、ON砲の一翼
長嶋茂雄氏は「ミスタープロ野球」の愛称で親しまれ、現役時代は読売巨人軍の中心選手として活躍。王貞治氏とのON砲でV9時代を支え、引退後は監督として2度のリーグ優勝を果たしました。現役引退時の「巨人軍は永久に不滅です」の名言は今もファンの心に刻まれています。
2013年に脳梗塞で倒れた後も、野球界のレジェンドとして多くの人々に愛され続けてきました。その人気は現役時代から変わらず、プロ野球界の象徴的存在として君臨していました。
ミスターの逝去とSNSでの追悼の嵐
6月3日午前、読売新聞社から長嶋茂雄氏の逝去が発表されると、SNS上では瞬く間に追悼メッセージが殺到しました。プロ野球ファンのみならず、スポーツ界全体から哀悼の意が表され、「永久に不滅」がトレンド入りする事態となりました。
「ミスタープロ野球をありがとう。子供の頃から憧れの選手でした。心よりご冥福をお祈りいたします」
引用:X
「長嶋茂雄さん、お疲れ様でした。『巨人軍は永久に不滅です』の言葉は永遠に語り継がれます」
引用:X
大谷翔平選手も自身のSNSで追悼投稿を行い、長嶋氏との思い出の写真を公開。「心よりご冥福をお祈りいたします」とコメントし、多くのファンが感動の声を寄せました。
巨人軍公式アカウントも「永遠のミスタージャイアンツ」として哀悼の意を表し、球団としての深い悲しみを伝えました。
家族の確執が表面化…一茂の相続放棄宣言
なぜ長男・一茂氏は父親の遺産を相続放棄すると公言したのか?
週刊文春の報道によると、長男・長嶋一茂氏(60)は以前から父親との絶縁状態が続いており、相続についても放棄する意向を示していました。一茂氏は「母が1人眠るハワイの墓に入りたい」と発言し、父親の遺産には興味がないことを明かしていたのです。
この背景には、長嶋氏が2022年に新たに設立した財団を巡る家族間の対立があったとされています。財団の運営には次女・三奈氏が深く関わっており、長嶋ブランドの継承を担う存在として位置づけられていました。
一茂氏はタレント活動を通じて独自の道を歩んでおり、父親の威光に頼らない姿勢を貫いてきました。しかし、その一方で家族との関係は複雑化し、経済的な面でも精神的な面でも距離を置く状況が続いていたのです。
次女・三奈氏が担う長嶋ブランド継承
三奈氏の役割と財団運営
次女の長嶋三奈氏は、父親が設立した財団の中心的役割を担い、長嶋ブランドの継承者として活動してきました。野球界での人脈作りや事業展開において、父親の右腕的存在として機能していたのです。
三奈氏は長嶋氏の体調管理や日常生活のサポートも行っており、家族の中で最も父親に近い存在でした。財団の設立時から運営に携わり、長嶋茂雄の名前を冠した各種事業の企画・実行を手がけていました。
遺産相続の行方と課題
総額20億円に迫るとされる長嶋氏の遺産には、不動産、株式、知的財産権など多岐にわたる資産が含まれています。特に「長嶋茂雄」の名前やイメージを使用する権利は、今後の収益源として極めて価値の高い資産となります。
一茂氏の相続放棄により、遺産の大部分が三奈氏に集中する可能性が高く、家族間の新たな対立の火種となる恐れがあります。
長嶋ファミリーの今後と野球界への影響
長嶋茂雄氏の逝去により、プロ野球界は昭和から平成にかけての黄金時代を象徴する存在を失いました。しかし、その一方で長嶋ブランドの管理や継承を巡る問題が今後表面化する可能性があります。
三奈氏が中心となって進める財団事業や、長嶋茂雄の名前を冠した各種プロジェクトがどのように発展していくのか注目されます。また、一茂氏が今後どのような立場で父親の遺産問題に関わるのかも関心を集めています。
野球ファンにとって長嶋茂雄は永遠のヒーローであり、その功績は色褪せることがありません。しかし、家族の確執と遺産問題が長嶋ブランドにどのような影響を与えるのか、今後の動向が注目されています。
ミスターが残した言葉と永遠の遺産
長嶋茂雄氏が現役引退時に残した「巨人軍は永久に不滅です」という言葉は、今もなお多くの野球ファンの心に響き続けています。その言葉通り、長嶋氏が築き上げた野球への情熱と功績は、時代を超えて語り継がれる永遠の遺産となりました。
家族間の問題はあるものの、長嶋茂雄という名前が持つ価値と影響力は計り知れません。プロ野球界の発展に尽くし、多くの人々に夢と感動を与え続けた功績は、どのような困難があっても決して失われることはないでしょう。
ミスタープロ野球・長嶋茂雄氏のご冥福を心よりお祈りいたします。そして、その偉大な功績が末永く語り継がれることを願ってやみません。