井上尚弥が過去に勝利した最強の対戦相手3選
出典:Yahoo!ニュース
井上尚弥が今まで軽々と世界チャンピオンなど倒してきたのに対し「相手が井上尚弥と釣り合っていないのではないのか?」「井上尚弥が強すぎただけなのか?」と錯覚するのは無理ないでしょう。
しかし、これまで倒してきた相手は井上尚弥より実績では格上で、井上が負けるとさえ予想されてきた対戦が多いです。
最強と言われた井上尚弥の対戦相手を3選ご紹介します。
世界5階級制覇したノニト・ドネア
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ノニト・ドネアはプロ戦績48戦42勝(28KO)6敗でフライ級〜フェザー級まで5階級制覇を達成したボクサーです。
獲得タイトル
- WBOアジア太平洋フライ級王座
- NABF北米スーパーフライ級王座
- NABF北米スーパーバンタム級王座
- WBC米大陸バンタム級王座
- WBCフェザー級シルバー王座
- IBO世界フライ級王座
- リングマガジン世界スーパーバンタム級王座
- IBF世界フライ級王座
- WBA世界スーパーフライ級王座
- WBO世界スーパーバンタム級王座
- WBC世界スーパーバンタム級ダイヤモンド王座
- IBF世界スーパーバンタム級王座
- WBA世界バンタム級スーパー王座
- WBC世界バンタム級ダイヤモンド王座
- WBO世界バンタム級王座
- WBA世界フェザー級スーパー王座
現在、5階級制覇したボクサーはフロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオなど5人しかいません。
井上尚弥はそんなノニト・ドネアの実績も称賛し、WBO世界スーパーフライ級王者オマール・ナルバエス戦ではアドバイスも受けており尊敬しています。
しかし、2019年11月7日に三団体統一戦として憧れであるドネアと対戦し、判定勝利します。
その後、2022年6月7日に2回目の対戦をおこない、2R中盤に強めのジャブでドネアをぐらつかせた後、ワンツーからの左フックでダウンを奪いTKO勝利を収めています。
元WBC・WBO世界スーパーバンタム級統一王者のスティーブン・フルトン
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スティーブン・フルトンは戦績 21勝(8KO)1敗で元WBC・WBO世界スーパーバンタム級統一王者の実績を持っています。
獲得タイトル
- WBOインターコンチネンタルスーパーバンタム級王座
- WBC世界スーパーバンタム級王座
- WBO世界スーパーバンタム級王座
- IBO世界スーパーバンタム級王座
スティーブン・フルトンは井上尚弥から倒されるまでは無敗の選手であり、KO率は井上と比較して劣りますが、スピード、テクニック、コンビネーション、カウンターパンチなどの技術は世界のトップボクサーとして評価されています。
2023年7月25日にWBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチで井上尚弥と対戦し8Rでダウンをとられた後、猛攻を受けてTKOで敗北しています。
元WBO・IBF世界バンタム級王者のポール・バトラー
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ポール・バトラーは、戦績35勝(16KO)3敗で元WBO・元IBF世界バンタム級王者の実績を持っています。
獲得タイトル
- IBF世界バンタム級王座
- WBO世界バンタム級王座
- WBO世界バンタム級王座
スタイルはアウトボクシングで、ボディフックを得意としカウンターからのコンビネーションなど多彩なテクニックを持つことで評価されています。
2023年12月13日に当時WBAスーパー・WBC・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥との4団体王座統一戦にて11Rに左ボディがクリーンヒットした後、猛攻を受けKOで敗北しています。
対戦相手も驚愕するテクニックの凄さ
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井上尚弥は数々の世界戦でほぼ無傷のままKO率約90%といった凄い結果を挙げています。
井上尚弥と戦った強敵たち全員がそのテクニックや驚愕のパンチ力に圧倒され「井上尚弥に勝てない」と語っています。
井上尚弥のテクニックやパンチ力の凄さなどを考察してみましたのでご紹介します。
スティーブン・フルトンを圧倒した軽快なフットワーク
井上尚弥とスティーブン・フルトンはリーチの差が8cmもあり井上が不利な状況の試合だと言われていました。
ですが、井上尚弥はそんなリーチ差も気にしないような特殊なフットワークを駆使し遠くからの距離でもフルトンを圧倒します。
例えば下記のように、後ろ足を軸にして前足を深く踏み込み全体重を掛けながらジャブを打っていますが、フルトンはそれに反応しガードを固めますが間に合いません。
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このような戦術には体力も必要で、しっかりとした脚力や体幹が必要となります。
この軽快なフットワークを手に入れるために井上尚弥は独自の練習を行いながら努力したことで習得したのではないでしょうか?